読み聞かせを5年間やってきて、子供達が好きだったもの、大人も素敵だなと思った絵本を紹介しています。
今回は、【お話が楽しい、優しい、感動系】です。泣ける!までいかないのですが、ほっこり感動するものが多いです。
【お話が楽しい、優しい、感動系】
おおかみぱっかーん 乾栄里子/作 カワダクニコ/絵

たくさんの牙と、ギョロリとした目が怖いおおかみ。
そんなおおかみはあまりの寒さに暖を取るための薪をぱっかーん!と割り始めます。
薪割り中に近くを通りかかった動物達は、おおかみが怖くてふるえています。
ところが、おおかみはその様子を勘違い。
動物達にとっては意外な展開に。
ここがとっても面白い!私も読み聞かせしながらつい笑ってしまいました。
おおかみは話し方こそ強そうなのですが、実は心は優しいというギャップがいいです。
疲れて一度薪割りをやめてしまうけど、
困ったり弱ってる動物をやっぱり見捨てられないおおかみ。
最初は寒くてぶつぶつ言っていたおおかみでしたが、最後はほっこり癒されます♪
子供達より私の方がお気に入りだった絵本です♪
幼稚園の定期購読で買いました。
残念ながら単行本では買えなさそうで、
中古か、定期購読申し込みで手に入りそうです。
定期購読はすずき出版社さんのサイトで申し込みできるようです⭐︎
おまえうまそうだな 作・絵 宮西達也

ひとりぼっちで産まれてきたアンキロサウルスの赤ちゃん恐竜。
近くにいた恐ろしいティラノサウルスのことをお父さんだと勘違い。
純粋に慕ってくるアンキロサウルスの赤ちゃんにとまどうティラノサウルス。
2頭は不思議な優しい日々を過ごします。
このままずっと、、と思いたいかったのですが、
最後は切ない終わり方です。
長男長女ともお気に入りでよく読んでいました♪
たまごにいちゃん あきやまただし 作・絵

はなかっぱの作者さんですね!
たまごのからをかぶったままのひよこ?たまごにいちゃん。
色が黄色ではないのでもうひよこでもなさそうです。
いつまでも、たまごのままでいたいたまごにいちゃん。
それにはいろんな理由がありました。
ところがある日、、たまごのからにヒビが入ってしまいます!
たまごにいちゃんはどうするのか。
そしてどう思うのか。。
面白いですね。人間の子供でもよくある光景なのではと思いました。
もう◯才になったんだから、お兄さんなんだから、
とか言われてもまだまだ甘えたい気持ちありますよね。
それをたまごのからをかぶった状態で表現してるのが面白いです。
殻が割れてしまった後、「おにいちゃん」になった自分を意外にも肯定しているところもいいですね。
見た目はたまごでも、中でしっかり成長していたんですね。
こちら、たまごにいちゃんシリーズで、他のも借りたりして読んでいました♪
ピッツァぼうや ウィリアム・スタイグ作 木坂涼 訳

ご機嫌ななめな少年ピート。
お父さんは、ピートが楽しくなるこ事を思い付きます。
ピートをピザ生地にしてピザ作りごっこをする、というお話です。
この絵本は、お話に感動!というものではなかったのですが、
とにかくこれと同じことを子供達にやると大喜び!
時々、寝る前の布団の上で私が突然これを思い出してやってあげます。
生地をこねたり、のばしたり、トッピングしたり、というのが
マッサージのようで気持ちいいらしく、たまにくすぐったくて笑ってしまったり。
そんな感じで楽しんでやってます。
子供達のどちらかをやっていると、必ずもう1人も自分もやって!と寄ってきます。
ピッツァぼうやおすすめなので実際にやってみてほしいです♪
くませんせいがねているうちに すとうあさえ・ぶん たかくわこじ・え

幼稚園からのクリスマスプレゼントで頂きました。
くませんせい率いるもりのほいくえん。
くませんせいは、冬休みのあいだはねむっているのでクリスマスを知りません。
なので子供達は、今年くませんせいをおこしてクリスマス会をすることに。
くませんせいが寝ている間にこどもたちだけで頑張って準備をします。
ところが大事なケーキ作りでハプニングが、、
すると突然サプライズゲストがお手伝いに来てくれます。
このサプライズゲスト、、ちょっと注目です。
大人はサプライズゲストが誰だかすぐわかると思うので、そこもほっこりポイントです♪
子供達は純粋にお話の流れを楽しんでいました!
アンナの赤いオーバー ハリエット・ジィーフェルト ぶん アニタ・ローベル え 松川真弓 やく

戦争が終わったらアンナに新しいオーバーを買ってあげる約束をしていたお母さん。
しかし、戦後まわりにはお金も、物も何もなくお母さんは考えます。
材料から調達しなければなりません。
オーバーを作るのに必要な材料、技術、、
家にわずかに残された貴金属、家具などでなんとか物々交換(!)をしてアンナのためのオーバー作りを進めます。
この絵本は第二次世界大戦後の実話が元になっています。
作者のハリエット・ジィーフェルトさんはアメリカ出身のようです。
オーバーでもなんでも、簡単に手に入るこの時代とは対照的なお話です。
何もなくなったら人と人の関わりに助けられるし、
オーバーってそもそも何からできているの?どんな手間がかかってるの?こんなに段階をふまなきゃならないの。と、手に入るモノは当たり前ではないことに改めて気付かされます。
オーバー作りに携わった人々もそれぞれの苦労があったのかなと想像したり。
そして、お互い様の気持ちでオーバー作りの全てに気持ちがこもっているのが伝わります。
出来上がったオーバーは唯一無二ですね。
絵も素敵で、お母さんの表情も徐々に変わっていきます。
お父さんが出てこないところや、ボロボロの街並みに何があったのか想像しつつ、
オーバー作りを通して親子とその周りの人たちの温かい関係が前向きな気持ちにさせてくれます。
モチモチの木 斎藤隆介 作 滝平二郎 絵

豆太(5歳)とじさまは2人で暮らしいています。
豆太はいつも夜中にセッチン(トイレ)に1人で行けなくて、じさまについてきてもらうような臆病な子供です。
夜になると小屋の前の大きなモチモチの木(トチノキ)が怖いらしい。
ところがある夜中、じさまの体調が悪く豆太が遠くの医者を呼びに行かなければならず、、
果たして臆病な豆太は医者を呼びにいけるのか?
そしていつもと違うモチモチの木を見ることになります。
教科書に今も載っていますが、一応紹介してみました。
子供達はお話に出てくるとちもちが食べてみたい!と言っていたのですが、いまだに食べられていません。。
またトチノキは長男が大好きで、落ちてきたトチノキの実を割って中のピカピカの実を集めていました♪
栗みたいにピカピカで、割るときもパカっとスジにそって割れるので気持ちいいです。
意外と公園に植えられてたりします。
お話に戻り、、
じさまの愛情と、豆太がじさまを助けたいという強い想いにぐっときます。
そして全ページの版画が素敵です。
表紙のじさまの絶妙な微笑みにジーンときてしまいます。
感想
怖そうなキャラクターが実は優しかったり、
頼りないキャラクターが勇気を振り絞って行動したりする場面などがみられました。
大人も感動したり、考えさせられます。
子供達は深くは考えてないと思いますが、純粋に意外な展開を楽しんでいました。



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