繊細で癇癪もちな男の子【３歳】

３歳前半　壮絶登園拒否

年少さんに進級。クラスのお友達・先生も変わりましたがやっぱり激しく登園拒否していました。拒否のレベルは波があり、なんとか取り乱さずいける時もあれば、教室前でいきなり叫び泣き・大癇癪を起して先生に抱きかかえられて（私から引き剝がして連れていかれる形）半ば強制的に教室へ・・・ということも何度もありました。ご機嫌で行ける日はほぼなかった記憶です。家を出る前に行きたくない理由を聞いてもぎゃーすか泣いて「幼稚園行きたくない」と騒ぐだけでこれといった話はしてくれず、相変わらず朝は玄関前大騒ぎ。優しく理由を聞いているのに話さないと、こちらもイライラしてきて最終的に私がきつく言って連れ出すしかできず。「じゃあお母さん先行くね」「お留守番しといて」「みんな嫌だけど行ってんだよ」などなど感情的にいろいろ言っていました。どなりつけたこともあります。こんな対応はよくないとは頭でわかっていても、時間も迫っているしイライラして余裕は完全になくなってました。幼稚園だけでなく児童館でも当然感情のコントロールはききません。１歳の小さい子相手におもちゃのとりあいで癇癪おこしてあちらのお母さんは「え・・（多分ひいている）」という表情をしていたことや、スタッフさんも長男の癇癪についてはよくご存じな状態になっていました。児童館は私が本当に行きたくなくて、公園にして、といつも思っていました。それでも子供は行きたいというのでできるだけ要望はきいてあげなきゃいけないと思い、なんか苦行のようになっていました(--;)今だにそれがよかったのか、それともそんなに無理しなくてよかったのか正解はわかりません。

３歳後半　図鑑で世界が広がる

夏休みに少し変化が。長い夏休みの時間稼ぎにと買ってきた図鑑から、「きのこ」に夢中になりました。きのこ図鑑を毎日開いて、読んでと言うのでキノコの名前と説明などを沢山読んであげました。実際近所の公園にきのこが沢山生えており、実物にも嬉しそうにしていました。２か月ほど？きのこを存分に楽しんだあと、植物・木の実などにも興味がわき次は植物図鑑へシフト。そんな流れで「きのこ」「植物・木の実」が心のよりどころみたいな感じになりました。夏休み明けも変わらず登園拒否していたのですが、この頃からドングリとかトチノキの実をお守りみたいにして持っていくようになりました。表情は晴れないままだったのですが、持っていくと先生が「え、これなに？！」「いい香りだね！」「一緒に探しに行こう！見に行こう！」とか優しくこどもに寄り添って声をかけてくださったのでそのために持って行っているように見えました。とはいえまだまだ波がありどうしようもないときもありました。

もともと手のかかる子・もともと手のかからない子　

兄が３歳半、下の妹も１歳半超えてきて、子供の性格の差を感じるようになりました。どう思い出しても１歳半だった頃の兄よりも下の子の方が扱いやすいのです。下の子はぐずっていても話せばなんだか耳を傾けてくれるし、ぐずったり大泣きするけど癇癪という状態とは違う気がしました。子供の性格はそれぞれだといいますが、我が子で本当にそのことを実感して初めて、長男は「感情を爆発させてしまう」性格なのかもしれないと思い始めました。イヤイヤ期が長すぎるとおもっていたけど性格だったのかな、と思うようになりました。それでも騒がれるとこちらもイライラするのは未だに変わりませんが、冷静なときにそういう性格ということを考慮しないといけないな・・・と今でもよく反省します。一人目育児ということと、私も要領がよくないので性格に気付くのが遅かったかもしれません。

４歳の壁？登園拒否が終わる

そうはいっても４歳も間近なのに騒ぎ方がやっぱり異常な気がして発達障害や自閉症などについても調べていました。発達外来みたいなところへ行った方がいいのかな？と考えているうちに、年中さんを目前に４歳になりました。そして、その時がやってきました。４歳過ぎて間もなく、ついに、、、すんなりと登園するようになりました！！１年以上、登園日はほぼ毎日壮絶に玄関で騒いでいたのに、４歳の壁でもあったのか、淡々と通うようになりました。「どうして行けるようになったの？」とは怖くて聞けず（また逆戻りしたら嫌なので）こちらもありがたく、本当にありがたく淡々と送迎できるようになりました(;_:)現在は５歳になってやっと当時のことを聞くと「叩いてくる女の子がいた」とか言うのですが、それが本当に嫌だったということでしょうか。４歳になってやっと嫌な気持ちに耐えることができるように心が成長したということなのかな・・・と思っています。というわけで、今のところは発達外来などには行かずじまいです。
４歳になり体も大きくなったことで、児童館に行くことも減っていきます（赤ちゃんや小さい子にぶつかると危ない為）。本人も降園後は植物がたくさんある公園に行きたがることが増え、幼稚園の園庭で遊ぶことも減りました。広い公園でのびのび遊ぶ日が増えて、この頃から私も気が楽になりました。

繊細で癇癪もちな男の子【４歳】に続きます★